-マグナリゾート ドクターズコラム-
免疫力低下で起こる帯状疱疹、予防接種の必要性
Doctors Column ドクターズコラム
免疫力低下で起こる帯状疱疹、予防接種の必要性
マグナリゾートクラブドクター
くりた内科クリニック 栗田 章由 先生
会員の皆様新年明けましておめでとうございます。会員の皆様にとって2023年はどんな年でしたでしょうか?コロナも5類感染症扱いとなりやや落ち着いていたところインフルエンザが流行し結局感染症に見舞われる年になった感じもいたします。コロナも衰えつつありその他のインフルエンザを始めアデノウイルス等も昨年は流行していた時期もありました。感染症は基本的感染対策や免疫力高めることがやはり重要です。昨年末マグナリゾートのインストラクター角野さんから健康寿命を延ばす運動や食事について講演があり免疫を高めることに繋がる運動等についての講演だったかと思われます。
今回はその免疫低下に繋がる帯状疱疹についてお話しします。帯状疱疹は水痘の治療後に体内に潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスが免疫低下等の誘因により活性化され神経支配領域に帯状の疼痛を伴う水疱群を形成する病気です。予防としては免疫を高めることや予防接種があります。帯状疱疹を発症すると早めに治療すれば後遺症は少なくすむこともありますが、治療が遅れたりすると帯状疱疹後神経痛が後遺症として残ることがあります。かなり痛みが強くなかなか薬でも改善しない印象があり、後遺症に苦しんでいる患者さんを目にします。帯状疱疹にならないためにも運動などで積極的に体を動かし、免疫力を高めることや帯状疱疹の予防接種も必要と思います。
また2月に再度後藤先生から講演(高血圧等について)頂く予定となっており会員のみなさんも楽しみにしてください。
栗田 章由 先生 プロフィール 【所属学会】 日本内科学会 日本循環器学会 日本糖尿病学会 【資格】 ・博士(医学)学位取得(2011年) ・日本内科学会認定医(2012年9月~現在) ・日本内科学会指導医(2016年6月~2017年10月) ・日本循環器学会専門医(2013年4月~現在) ・日本循環器学会東海支部本支部評議員(2016年7月~2019年12月) ・日本インターベンション学会認定医(2012年3月~2017年6月) |